友だちを思うやさしい気持ちと、うれしい気持ち・さびしい気持ちが一緒になること
山に、赤おにさんが すんでいました。 赤おにさんは、とても やさしい おにでした。 でも、村の人たちは『おにって こわいのかな?』と思って、なかなか 近づいてくれません。 赤おにさんは、さびしくて言いました。 『みんなと お友だちに なりたいなぁ』
💬 赤おにさんは、友だちがほしい
🤔 赤おにさんは、どんな気持ちかな?
赤おにさんには、なかよしの 青おにさんがいました。 青おにさんは、赤おにさんのために 考えました。 『ぼくが ちょっと 困ったことをする ふりをするよ。赤おにくんが 止めたら、村の人たちは 赤おにくんの やさしさに 気づくかもしれない』 青おにさんが 困ったふりをすると、赤おにさんは やさしく言いました。 『みんなが びっくりするから、やめようね』 村の人たちは、『赤おにさんは やさしいんだね』と わかりました。
💬 青おにさんの考え
それから、村の人たちは 赤おにさんの家に 遊びに来るようになりました。 みんなで お茶を飲んだり、お菓子を食べたりして、にこにこです。 赤おにさんは、とっても うれしくなりました。 『やっと 友だちが できた!』 でも、赤おにさんは ふと 思いました。 『あれ? 青おにさんは どこに いるのかな?』
💬 人間の友だちができた
🤔 赤おにさんはうれしいけれど、青おにさんがいなくて少し気になっているね。どうしてかな?
赤おにさんが 青おにさんの家に行くと、手紙が ありました。 手紙には、こう書いてありました。 『赤おにくんが 村の人たちと なかよくできるように、ぼくは しばらく 遠くへ行くね』 『でも、ぼくたちは ずっと 友だちだよ』 赤おにさんは、ぽろぽろ 泣きました。 青おにさんが 自分のことを 大切に思ってくれたと わかったからです。 赤おにさんの涙は、『ありがとう』と『さびしいな』が まざった 涙でした。
💬 青おにさんの手紙
🤔 赤おにさんは、どうして泣いたのかな?悲しいだけかな?ありがとうの気持ちもあるかな?