表示レイアウト
フォント
文字の太さ
年齢レベル(作品の漢字の量など)
言語
💬 時間がない朝に限って
その朝は、いつもより少しだけ家を早く出たい日でした。 ところが、子どもはパジャマのまま床に座り、着替えを見た瞬間にひと言。 「イヤ」 まだ一日は始まったばかりなのに、親の心の中ではもう小さなため息が出ていました。
🤔 忙しい日に限って、子どものイヤイヤが全力で始まったことはある?
💬 全部イヤ、でも自分でやりたい
「じゃあ、この服は?」と聞くと、「イヤ」。 「こっちの靴下は?」と聞いても、「イヤ」。 でも、親が手を出そうとすると「じぶんで!」と怒ります。 嫌なのか、やりたいのか、手伝ってほしいのか。こちらには全然わからず、ただ時計の針だけが進んでいきました。
💬 選ばれたのは、まさかの長ぐつ
しばらくして、子どもが自分で選んだのは、晴れの日の長ぐつでした。 しかも、靴下は左右で別々。上着も、なぜかお気に入りの薄手のもの。 一瞬、言い直そうと口を開きかけました。 でも、得意そうな顔を見たら、少しだけ力が抜けて、「今日はそれで行こうか」と言っていました。
🤔 子どものこだわりに、最初は困ったけれど最後は笑ってしまったことはある?
💬 イヤイヤの中にあった成長
家を出るころには、予定よりずいぶん遅くなっていました。 それでも子どもは、自分で選んだ長ぐつを何度も見下ろしながら歩いていました。 朝の私は、ただただ困っていたけれど、あとから思うと、あれは子どもなりの「自分で決めたい」だったのかもしれません。 イヤイヤ期の朝は大変です。けれど、その大変さの中に、小さな成長が混ざっている日もあるのだと思いました。